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20:14
ダークナイト化するゲームシナリオ/娯楽と世相と物語 - デマこい!
「あらゆる面でビデオゲームは進歩をとげ、ついに映画を超えた」という文言に強い違和感。確かに体験するという面はビデオゲームに特有だけど、でも、シナリオや演出といった面はかなり映画をお手本にしてるし、超えたなんてまだとても言えないよー。
20:26
映画が、ビデオゲームにとって目標のひとつとされることはよくあるけど、映画的な演出やシナリオの技法を借りてるだけだと、きっと目標は超えられない。映画にはないビデオゲームの強みである「体験する」という面に基づいた演出やシナリオの技法を成熟させないと。そして、成熟にはまだほど遠い。
20:35
@naijel 『アヴァロン』ってそんな話だったんですね。面白そう! 眠かったのはよく覚えてるんですけど、お話をすっかり忘れてました。押井守大好きなのに。たぶんそういう方向がキモだと思ってます。物語自動生成装置としてのビデオゲームってのを、よく僕はぽわーんと夢見てます。
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20:41
@naijel ああ、そうだそうだ! 最後、色つきの世界になるんですよね確か。何となく思い出しました。そういえば『インセプション』を観たとき、「僕が見たかった押井守の実写映画はこれだよー!」とすごく悔しい気持ちになったのを思い出しましたw
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20:45
そもそも、映画やビデオゲーム、さらには小説やマンガといった表現形式の間に、優劣はあるんかな。例えば、「より手軽に物語を楽しめるのはどの表現形式か?」という基準はあるかもしれない。この基準だとビデオゲームは、映画や小説、マンガといった表現形式にかなわないと思う。
20:57
映画という表現形式は、ある出来事を物語るのに向いてる。ビデオゲームという表現形式は、ある出来事を体験するのに向いてる。受け手に楽しさを提供するという点では映画もビデオゲームも同じだけど、どういう楽しさをどうやって提供するかという点での違いは大きい。
21:54
悲惨な世界〜チャップリンとフェラチオ
フェラチオって、かつては上流階級でしか使われない言葉だったんですね。上流階級はただれてるなー! チャップリンさんありがとう! あ。左脳にあるなんちゃってフェミニズム野が徐々に活性化してきました。
23:19
「この映画の/ゲームのシナリオがいい」という物言いはよく聞くけど、「この小説のシナリオがいい」というのは聞かない。「この映画の/ゲームの/小説のストーリーがいい」というのはよく聞く。シナリオって何だろう? 映画とゲームの2つの文脈で、シナリオという語が指してるものは同じ?
23:35
「このゲームのストーリーを教えて」は普通に言うけど、「今日の巨人阪神戦のストーリーを教えて」は何か変だ(巨人阪神戦にストーリーがあったら、それって八百長のような)。 「今日の巨人阪神戦をストーリー仕立てで教えて」なら、おかしくない。ストーリーって何だろう?
23:51
「このゲームのストーリーがいい」と「このゲームのシナリオがいい」は、ほぼ同じ意味として言われてることが多いように思う。でも「この映画のストーリーがいい」と「この映画のシナリオがいい」は、意味に違いがあるように感じる。本来、シナリオとストーリーは違うものを指してるはず。
24:22
江夏の21球 - Wikipedia
@setofuumi 野球に疎くて『江夏の21球』を知らなかったのですが、さきほどウィキペディアで手に汗にぎりながら記事を読みました。「野球は筋書きのないドラマである」というのを地でいってますね、これ。
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24:33
「野球は筋書きのないドラマである」と野球の魅力を語る人がいたけど、これはビデオゲームにも当てはまる言葉のように思う。スポーツもビデオゲームも含め、ゲームは筋書きのないドラマである。ゲームはストーリーを再生するものではなく、ストーリーを生成するものなんですよ。
26:04
@kuin_kuin 小説と台本が違うというのはその通りです。野球には予め用意された物語はないけど、試合結果から物語を読み取ることはできますよ。僕はさっき『江夏の21球』というのを教えてもらって、手に汗握りながらウィキペディアの記事を読んでました。