■ - ヰ式ログ

@miyateruro 「お願い、捨てないでよお…。せめて、リサイクルしてよお。アンタと出会ったころのアタイにリサイクルしてよお！」みたいなエコロジーな修羅場を想像しちゃいました。彼女を嫌いになっても、地球には優しくしたほうがいいですよね。

これまでの宮崎駿監督作は、基本的に子供たちに向けて作られてたと思うんだけど、『風立ちぬ』は全然子供たちに向けてない。大人向きかというと確かにそうなんだけど、それよりも本人、宮崎駿自身に向けてる感じがプンプンするんですよね。

『紅の豚』も宮崎駿のプライベートフィルム的な色合いがあったけど、豚になったからっていい格好しすぎじゃないですか、あれは。庵野秀明は「パンツを脱いでない」とそれを評したけど、『風立ちぬ』は思いっきりパンツを脱いで、チンコも風も立ってますよ。70才を過ぎて、リビドー全開。

宮崎駿は戦車などの兵器が大好きで、戦闘場面を描くと天才的な腕前を見せてくれる。また実家は戦闘機の工場をやっていて大変裕福だった。なのに反戦主義で、共産主義に親和的。そういう矛盾が個人の生と不可分で、むしろ原動力なんだろうなー。『風立ちぬ』はそういう矛盾に満ちていて、そして自覚的。

『風立ちぬ』は、飛行機が飛ぶ場面がやたら気持ちいいすねー。押井守が『スカイ・クロラ』のときに、「空戦は宮さんより自信ある」と言ってたけど、押井守ファンとしては、「宮さんがすげえの作ってきましたよ！ここは押井さんも何か一発かましてやってくださいよ！」みたいな気持ちになりました。

『スコット・ピルグリム VS ザ・ワールド: ザ・ゲーム』ですげえドット絵を見せてくれた Paul Robertson がドット絵を担当してる『Mercenary Kings』が発売されたぜー！今回はメタルスラッグっぽい感じ。