22:26

2つの大まかな要因から、インターネットの炎上が起こることがある。インターネットの仕組みを理解せずとも使える、または使わざるをえない点。属するコミュニティが異なりこれまで交わらなかった人々が、あらゆる情報をフラットに扱うインターネットという場で交わり、その差異が可視化される点。

22:32

ARTIFACT ―人工事実― : ネット教習所をシステムとして作る−儀礼的無関心について−

インターネットの仕組みを理解せずとも使える、または使わざるをえないことで起きる炎上には、ネット教習所のアイデアが有用かも。公道で車を運転する前に教習所で段階を経て学ぶように、ネットで情報発信する前に誰もが段階的に学べる場があるといい。

22:41

あらゆる情報をフラットに扱うインターネットという場で、実生活だと交わらないコミュニティが交わり、その差異が可視化されて起きる炎上は、対策が難しいよなあ。これってコミュニティというより、社会階層(≒貧富の格差)の問題だと思う。各階層がインターネット上でフラットに配置され衝突する。

22:50

http://lkhjkljkljdkljl.hatenablog.com/entry/2013/08/12/004216

「低学歴の世界」が生み出す〈「うちら」の世界〉が気になってる。発端の記事を書かれた方も言う通り、学歴が「低学歴の世界」の要因じゃない。本質的な要因は社会での立ち位置、社会階層が親から子へ継続することだろう。学歴はその現れ方のひとつ。

23:01

筒井淳也『制度と再帰性社会学』によると、階層(≒貧富の格差)は社会学者の最大の関心事であり、「競争のスタートラインは皆同じか?」という問いから階層を問題にする。この問いの答えは多くの場合ノーであり、階層を再生産する最大の温床は家族という制度にあるという。けど、家族をなくすことなど無理だ。

制度と再帰性の社会学 (リベラ・シリーズ (8))

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23:23

カースト制のような一生ついてまわる身分制がなくとも、家族という制度が実質的に身分制を帰結する。家族は幸せの源泉でもあるが、人生の有り様を規定し逃れられない不幸を生み出すこともある。家族というある種の運命とどう対峙するのか、というあたりで『輪るピングドラム』が面白かったんだよなー。

輪るピングドラム 1(期間限定版) [Blu-ray]

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