■ - ヰ式ログ

「プレイ動画に対するあるゲームメーカーの怒り」は、著作権的な文脈ではなく「ゲームって何だろう？」みたいな文脈で気になった。あるゲームのプレイ動画を見ることでそのゲームの楽しさの大部分を堪能できるとしたら、それはあまりゲームではないような。

「『ファークライ2』での敵は“障害”ではなく、狩りの“獲物”に相当する。広大な箱庭で存分に狩りを楽しめるのがこのゲームの売り」というような評を読んで、ひざを打つ。なるほど確かに。そう考えると、このゲームを楽しむコツや改良点がわかりやすい。

狩りを楽しむゲームといえば、やっぱり真っ先にモンハンを連想するよなー。僕はチュートリアルを少しプレイして、「アクションがもっさりしてて気持よくないし、やたらとチュートリアルが長くてよくわかんねー」とすぐに投げちゃったけど、もう少しがんばれば楽しくなったのかも。

『ファークライ2』は2つの弱点「獲物を狩った報酬がない」「獲物を狩る武器を増やすのが面倒」が、ゲームの敷居を上げてる。そういえば『Borderlands』だと、「獲物を狩ると経験値と武器が得られる」ことでそれらを解決して、プレイヤーがゲームを楽しめるようにうまく誘導してるような。

ゲームがすべて一人称視点で表現されていて3D酔いしやすいのも『ファークライ2』の弱点か。車の乗り降りや運転中はプレイヤーが意図しない視点の動きが激しくて、かなりキツい。すべて一人称で表現するスタイルはカッコよくて好きなんだけど。

一人称視点はさほど好みじゃないんだけど、あらゆることを一人称で表現しようとする心意気は好み。CoD4:MWで、処刑される人や核爆発に巻き込まれた人を一人称で表現する場面とか、何か変だけどカッコいい。『ザ・ダークネス』では、ヒロインとのキスが一人称で表現されてるらしくて気になる。