■ - ヰ式ログ

ネットの炎上物件を眺めてると、友野典男『行動経済学』で読んだ「公正でないと感じる相手に対し、自らコストを払ってでも罰しようとする傾向が、ヒトという生き物には共通してある」ような結果が得られた実験を思い出し（最後通牒ゲームだっけ？）、そういうのが炎上の根っこにあるような気がしてくる

東村アキコ『主に泣いてます』7巻まで読了。やたらとテンション高いギャグがすごくツボに入ってちょう面白い！全然馴染みがないけど、『マカロニほうれん荘』や『がきデカ』あたりの70年代後半のギャグマンガに近いノリのような気がした。ギャグとシームレスにつながるシリアス部分のお話もいい。

「公正でないと感じる相手に対し、自らコストを払ってでも罰しようとする傾向が、ヒトという生き物には共通してある」ような結果が、最後通牒ゲームを使った実験で得られるらしい。ここで何を公正でないと感じるかを考えて、最後通牒ゲームのルールと照らし合わせると、嫌儲と言われる行動を連想した。

東村アキコ『主に泣いてます』に出てくる仁先生の奥さんはすごくいいですね。旦那の浮気は許せないけど、愛人をモデルに旦那が描いた絵が大人気なお陰で生活できるという理不尽さのせいで、もはや狂人といってもいいくらいギャグ方向にもシリアス方向にも切れまくってるのがとても好きです。